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2012年4月3日火曜日

同じ型のライカの比較

爆弾低気圧の影響で、すっごい突風の吹きすさぶ中からこんばんわ!
二階は、揺れに揺れ、倉庫の貧弱な扉は、どうやらまた吹っ飛んだようです。

今日は、ライカ3C型の比較をしてみようと思います。
自分が持つライカ3C型は、1946/47年型と1950/51年型です。
しかも、46/47年型の方は、修理屋さん曰く水没品だねとのこと。(以下水没品)
なので公正な比較は出来ないかもしれませんがご容赦を。
以下の画像は、左が46-47右が50/51年型になっています。

まずは、メッキの比較から。


水没品は、クロームメッキがギンギラに輝いているのに比べ
50/51年型は、落ち着いた色になっています。
また、画像ではわかりにくいと思いますがファインダー縁の処理も
50/51年型のほうが綺麗になっています。

次に、三脚ねじ穴。

水没品のほうが中央のすり鉢が大きいです。

お次は、底蓋の文字

水没品は、サビ等関係なく刻印が浅いです。

底蓋を開けた所ですが、下が水没品です。

間違いなく50/51年型のほうが仕上げが丁寧です。
左上の小ねじが一個足りないのですよね。
分解しないのでわかりませんが、このカバーの下にはあるのでしょうか。

この左下の部分も、穴が開いていたりいなかったり。
ちなみに、右のスプールは、Canon用のものが代替で入ってますf^^;


底蓋の位置もシルバーだったりブラックだったり。
50/51年型は、なぜかこちらにも突起がついてます。




シャッターボタンのリングも太かったり浅かったり。

50/51型の方が浅いですが細かいですね。

軍艦部の刻印ですが、50/51型の方が細くしっかりしています。

ただし、水没型の方も錆等でこうなったのかもしれないのでなんとも言えません。
50/51型は、Leica刻印が無残に削り取られています。
他の部分は綺麗なのですが・・・

シャッターダイアルは、結構違いがありますね。

30-1(本当は赤い)の指標、60・100も線が曲がっています。
1000は、水没型が直線であるのが折れ曲がってますね。
文字の大きさも全体的に異なります。

視度調整のレバーも、多少位置が異なります。

機能が同じなのですが、これ以上上には行かないのです。
というか、刻印の位置が違う!



スローのダイアルも、シャッターのリングと同じく
太かったり浅かったり。

内側も違いますね。

水没型が直線的であるのに対して、50/51型は、段差加工が
されています。
距離計連動コロも見えにくいですが50/51型が旋盤の痕?が残っています。
水没型は、ただの平坦です。

パッと見だけでも、ここまで差がありました。
もっと詳しく見れば他にも見つかるかもしれませんね。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    3cは、時代背景的に(戦時中)いろいろとバリエーションもあるようです。
    使えればそれが一番なんですけどね。 もう一機は3fのパーツも使われているように見えました。 バルナック型はたのしいですよー。フルマニュアルですから。 フィルム装填は、カットしないんですか?テレホンカード使わないでもきれいに巻き取れるようになります。

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    1. コメント頂きありがとうございます。
      フィルム装填は、カットしないことが多いですね。
      時間に余裕があるときにはたまにやっておりますf^^
      3fのパーツが使われているとは思いつきませんでした。
      やはり、時代ごとに違いがでますね~

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