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2012年7月22日日曜日

ContaxⅡぶらり散歩

目的もない散歩が好きだ。
なにかを見つけた瞬間にEV値を予測してさっと撮るのが好きだ。
少しくらい傾いていたって気にしない。
露出に誤差があってもまぁ笑って済ませる。
そんなおおらかな気分でContaxⅡを使う。
それが最高の贅沢だと、改めて思う。

FUJIFILMのネオパンSSの製造停止は、衝撃的であった。
個人的に、最後まで残るだろう(欲しい)と思っていたフィルムだからだ。

非常に残念だが、フィルム写真業界の先行きは、おそらく暗い。
だがしかし、この大好きなカメラ達と最後まで写真を撮りたいのである。
(そんなことをいいつつ、今日の更新のフィルムはILFORDのFP4PLUSである)


水道橋から秋葉原に向かう途中の神社にて。
目的もなく方向音痴が歩くのであるから、行こうと思ってたどり着いた
試しがない。
なにを思ってこの構図にしたのだろうか・・・
もう少し引いて撮ればよかったのに。
柄杓の金色と梅の実、そしてこの涼しげな水が印象的で撮ったのは覚えている
・・・この写真でそれが伝わると思えない。悔しい。


お財布と相談して入るのをやめてしまったお店。
いつか入ってみたいのだが、行こうと思ってたどり着かないのがもどかしい。
しかし偶然たどり着いた時は、いつもお腹が膨れているか金欠なのだ。


御茶ノ水駅からよく見える某教会の窓に猫が横たわっていた。
それはそれは気持ちよさそうに眠っていたのであるが、自分は最初
死んでいるのかとギョッとしたのであった。
カメラを向けてもほぼ反応せず「邪魔してごめんね。」と言った気分で撮った。


田舎者であるがゆえに、押しボタンは、電柱についているものとの印象が強い。
であるからにして、この地面からニョッキリ生えた押しボタンは、自分にとって
「異質なもの」である。
散歩をする度
「しかし、都会は凄い所だ。」
と、必ず一回以上つぶやいている気がする。


日本酒が好きだ。
できることなら、ちょっと甘目の純米系がいい。とかいいつつ辛口も
飲めるのだが。
地元の酒蔵が酒造りをやめて1年ちょっと経つ。
もうあの味は味わえない。
最後の一升瓶は、新聞紙に包まれて床下で眠っている。
味は変わるだろうが、それも楽しみとしている。


秋葉原のフリーマーケットで、懐かしいものを見つけた。
弥栄堂様http://iyasakado.com/ の出店である。
このフラッシュにハマって見ていたのは、中学の頃だったろうか。
更新が一時途切れてしばらく見ていなかったのだが、また再始動されている
ようで嬉しい限りである。

初めてお会いして雑談をさせて頂いたのだが、しばらく作品を拝見していなかったことも
あり、世界観などを半分ほど忘れてしまっており、恥ずかしい限りであった。
その前に、失礼であった。
秋葉原での出品は初めてであるとのことで、偶然お会いできてとても嬉しかった。
このような偶然が起こりえるから、目的もない一人散歩をやめられないのである。

今回の更新は、ILFORDのFP4PLUS 125を用いたが
この写真のラチチュードの広さに恐れいった。
なにせ、ASA200と思って撮っていたのに、これだけなんとかなっているのである。
更には、暗いけれどシャッターチャージしちゃったから・・・と露光不足覚悟であった
写真もなんとか見れるレベルになっているのである。
恐らく、長巻を購入して今後の主力モノクロになると思う。
この柔らかい感覚が好きだ。
アクロスなどのシャープさよりもこちらの緩さのある写りが好きだ。
やっぱり、ネオパンSSに消えてほしくないなぁ・・・

タグ:ContaxⅡ/Sonnar 50mm F1.5/ILFORD FP4 PLUS125

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